1つで2度楽しめる人気スプラウト!トウミョウの栄養と体への効能

トウミョウイメージ

最近、テレビなどでも取り上げられて話題のトウミョウ(豆苗)は、マエ科エンドウ属です。

くせがなく、生でも加熱しても手軽に利用できます。切ったあとの根の部分を水につけておくと、また新しい芽が出てくるおトク野菜です。

しかし、現在のようにトウミョウが日本中に広がるまでには、栽培をする会社には色々なご苦労がありました。

そんなトウミョウの栄養と効能について見ていきましょう。

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トウミョウの起源と歴史

国内でトウミョウを栽培し販売している場所は、まだ多くありません。

中国では豆苗としてエンドウの若菜を食べるようになりましたが、収穫できる量が限られていたので、特別なときに口にすることができた希少な野菜でした。

日本では、1970年にトウミョウが登場しました。今のように安定して工場生産という形で栽培されるようになったのは、1995年以降です。

しかし、トウミョウを作る第一人者「村上農園」では、その後カイワレダイコンショックが起こります。40歳以上の世代の人はご存知かもしれません。

「病原性大腸菌O-157」の大流行です。原因がカイワレダイコンと間違った報道がされ、日本中の人からカイワレダイコンは危険、と言われていた事件です。

実際には、汚水が染み込んだ井戸水や浄水が原因でした。

しかしその後、カイワレダイコン事件も収束を迎え、村上農園の汚名も挽回します。さらに、安定供給が可能なトウミョウは、リーマン・ショック以降は少しでも家計に優しく手軽に使えておトクと、需要が急速に伸びてきています。

今では、トウミョウはどこのスーパーでもある、おトク野菜です。

トウミョウと同じスプラウトの種類

穀類や豆類・野菜の種子を人工的に発芽させた新芽で、発芽した芽と茎を食用とすることができるものをスプラウトといいます。

スプラウトのことを発芽野菜、または新芽野菜ともいいます。モヤシもスプラウトの1つです。

トウミョウはエンドウマメの若芽です。それでは、トウミョウと同じように若芽を食べることができるスプラウトについてご紹介しましょう。

トウミョウ

トウミョウイメージ

トウミョウはエンドウマメの若芽です。サヤエンドウやグリーンピースになる前の若芽になります。

苗はしっかりしていて、下のほうにある次の芽を残して切ると、さらに新しいトウミョウが出てきます。

カイワレダイコン

カイワレダイコンイメージ

カイワレダイコンは、ダイコンの発芽直後の胚軸と子葉を食用とするスプラウト食材になります。

カイワレダイコンのように、種子から育てるスプラウトは、カイワレ系と言われます。

種子から芽が伸びるカイワレダイコンは、暗室で茎が伸びるまで育てたあと、光をたっぷりと当てて緑化させていく方法で育てます。

ブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトイメージ

ブロッコリースプラウトは、その中に含まれる「スルフォラファン」という健康成分が注目されています。

栄養素を損なわないように、生食に適しているブロッコリースプラウトは、サラダや薬味として利用できます。

ブロッコリースプラウトは発芽後3日目に収穫ができるスプラウトのため、家庭でも簡単に栽培することができます。

このほかにも、オクラの芽・クウシンサイの芽・カラシ菜スプラウトなど、たくさんのスプラウトがあります。

いずれもビタミンCや食物繊維を豊富に含みますので、ぜひご賞味ください。

トウミョウの食感

トウミョウの食感と言えば、独特のシャキシャキ感を生のまま味わうことができることです。

トッピングとして乗せるだけで、スープや味噌汁、冷奴に違う食感を与えてくれます。

火を通すときも、あまり時間をかけずサッと湯がいたり、炒めるだけで楽しむことができます。

トウミョウの旬と有名な産地

一年中楽しむことができるトウミョウですが、最も美味しいのは3月から5月にかけての春になります。

トウミョウはエンドウマメの若芽になりますので、エンドウマメの旬を考えると、3月から5月が最も栄養価が高い季節になります。

国内で最もトウミョウを生産販売している村上農園では、徹底した生産管理のもとで研究され、市場に出されています。

村上農園では、千葉県・広島県・神奈川県・静岡県・山梨県・三重県・福岡県といった全国の流通センターでスプラウトの生産をしています。

その中でトウミョウを生産し出荷しているのは、山梨県の北杜生産センターになります。

山梨県の生産センターでは、種の発芽から緑化、パッケージ、そして出荷までを全て管理しています。

近年、注目されているスプラウトを作る村上農園は、年々採用される人材のハードルも上がり、一流大学の研究者たちが新しい商品の研究や開発、管理に携わっています。

良いトウミョウの選び方

根が付いた状態でお店に並んでいることが多いトウミョウは、鮮度が保たれていることが多いです。

年間を通して管理されているトウミョウですが、良いトウミョウの選び方は、葉がしっかりと開いていて、葉の色が濃く、みずみずしく鮮やかな緑色のものになります。

良いトウミョウイメージ

根が切り落とされた状態で売られていることもありますが、その場合は切り口をチェックして、切り口の色が変わらず、みずみずしい状態なら新鮮なものになります。

根の切り口が変色していたり、干からびているものは古いものになりますので、気をつけて選びましょう。

根つきのトウミョウは、根の近くの芽を残したままカットすると、さらに新しいトウミョウの芽が生えてきます。

カットしたあと、適当な大きさの器に入れて、水を入れ陽当りの良い屋内で育ててください。

トウミョウに含まれる栄養素

豊富なトウミョウのカリウム

トウミョウには、スプラウトの中でも多くのカリウムが含まれる野菜です。

カリウムはナトリウムの吸収を抑える働きがありますので、たくさん含まれる野菜ほど塩分過多を防ぎ、高血圧予防効果があるといえます。

カリウムを多く含む野菜としては、他に以下があります。

カリウムが豊富な野菜ベスト10
カリウムが豊富な野菜ベスト10

利尿効果があることで知られているカリウム。多く含まれる野菜順にベスト10を選出しました。野菜以外にも果物や肉、魚などにも含まれています。そもそもカリウムとは?野菜におけるカリウムとは?まとめてみました。

豊富なβ-カロテン

トウミョウはβ-カロテンも豊富に含む野菜です。

サヤエンドウよりも多く、緑黄色野菜の代表、カボチャと同じくらいのβ-カロテンを含みます。

β-カロテンを多く含む野菜としては、他に以下があります。

β-カロテンが豊富な野菜ベスト10
β-カロテンが豊富な野菜ベスト10

β-カロテンは体内でビタミンAにもなり、美肌効果や粘膜の正常化、がん予防や生活習慣病予防まで効果が期待できます。β-カロテンが豊富な野菜をまとめてみました。

トウミョウの葉酸

トウミョウに多く含まれる葉酸は、ビタミンB群の中でもビタミンB12とともに赤血球を作る働きがあります。

緑黄色野菜やレバーに多く含まれますが、トウミョウは野菜の中では葉酸が多く含まれています。

ビタミンE

トウミョウには、ビタミンEも多く含まれます。細胞の老化を防ぐビタミンEは、血液中のLDLコレステロールの酸化抑制作用があります。

トウミョウには、ほかにも食物繊維やビタミンC、ビタミンB1も多く含みます。

トウミョウによる健康効果

健康イメージ

貧血予防

トウミョウに含まれるビタミンEと葉酸、ビタミンB12はいずれも健康な赤血球を作る時に必要な栄養素です。葉酸とビタミンB12は赤血球を作る働きがあります。

さらに、ビタミンEは細胞の老化を遅らせる作用がありますが、それによって血液中のLDLコレステロールの酸化を抑制し、赤血球の破壊防止作用があります。

赤血球を健康に正しく保つ働きのある栄養素を多く含むトウミョウは、「赤血球の溶血による貧血」や「悪性貧血予防」などの貧血防止の力になります。

疲れ目・ドライアイの予防

他のスプラウトや同じエンドウマメの中でも、特にβ-カロテンを多く含むトウミョウです。

β-カロテンは、体の中に入ると、ビタミンAに変わるプロビタミンです。レチノールと異なり、そのままがビタミンAになるわけではありません。

そのため、たくさん摂ることでビタミンAになる量も多くなります。ビタミンAは、成長促進のほか、細菌に対する抵抗力を高めたり、網膜色素の成分となります。

目の健康に必要なβ-カロテンを摂ることで、疲れ目やドライアイの予防効果に結びつきます。

眼精疲労についてはヒントを以下にまとめてみましたので、併せてご覧ください。

眼精疲労の症状とその治し方とは?摂るべき成分からサプリまで
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立派な現代病の1つである、眼精疲労。原因から解決のヒントまでをまとめてみました。眼精疲労に効くお野菜や栄養素のまとめもあり!

カリウムでナトリウムの吸収を抑え腎臓を健康に

カリウムの働きには、ナトリウムの余分な腎臓への吸収を抑えたり、体内の細胞内液の㏗のバランスをとったり、尿の排泄を促す働きがあります。

さらに血圧を下げる働きのあるカリウムですが、一番の仕事は腎臓の健康を保ち脱力感を予防したり、食欲不振を予防する働きです。

トウミョウの下処理と保存方法

トウミョウの下処理

トウミョウはそのまま流水でサッと洗って食べることもできますが、サッと湯がいて料理に使うこともできます。

トウミョウの保存方法

トウミョウは購入したあと、パッケージの中でも成長し続けます。そのため、購入したらすぐに冷蔵保存しましょう。

保存をするときは、必ず冷蔵庫の中で立てて保存をします。開封後は、乾燥を防ぐために、ビニール袋に入れて保存します。

また、トウミョウは根を残しておくと、また新たな新芽が出ます。

市販されているトウミョウを入れている袋そのものが保存の機能を持っていますので、すぐに使わない場合は、購入したままの袋に入れて冷蔵庫で保存をしてください。

トウミョウのおすすめの調理法

料理イメージ

トウミョウは短くカットして調理に使うこともできますが、長さを活かしたまま、そうめんやそばと混ぜて食べることもできます。

それでは、トウミョウの食感を活かした調理法「トウミョウとモヤシの豚バラまき 」をご紹介しましょう。

トウミョウとモヤシの豚バラまきの材料

パパッと作れてお弁当のおかずにもなる、トウミョウとモヤシの豚バラまきです。

食材 分量
トウミョウ 1パック
モヤシ 100g
豚バラ肉 150g
焼きのり 1枚
塩・コショウ 少々
いりごま 適量
調味料 ポン酢しょうゆ 大さじ2
ごま油 小さじ1

トウミョウとモヤシの豚バラまきの作り方

  1. トウミョウは、根元を落として流水で洗います。モヤシも同じように洗い、水を切っておきます。

  2. 焼きのりを1.5cmくらいの幅に切ります。

  3. 豚バラ肉を広げ、塩・コショウを振り、トウミョウとモヤシを乗せて巻きます。崩れないように、焼き海苔を帯にしましょう。

  4. 耐熱皿に乗せラップをし、600Wの電子レンジで5分加熱します。

  5. 調味料を混ぜ合わせ、できあがった豚バラ巻きにかけて、いりごまをかけます。お好みで、スライスしたタマネギや白髪ネギをトッピングしても良いでしょう。

レンジで加熱する前に調味料をかけると、お弁当のおかずにすることもできます。

まとめ

サラダに良し、炒め物に良し、味噌汁の具にもなるトウミョウは、購入したあとに2度楽しむことができるおトクな野菜です。

リーズナブルな価格で1年中購入できるトウミョウを、ぜひご家庭の常備野菜にしてみましょう。

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トウミョウの成分表 (100gあたり)

一般成分

カロリー 水分 タンパク質 アミノ酸組成によるタンパク質 脂質 トリアシルグリセロール当量 飽和脂肪酸 一価不飽和脂肪酸 多価不飽和脂肪酸 コレステロール 炭水化物 利用可能炭水化物 水溶性食物繊維 不溶性食物繊維 食物繊維総量 灰分
24 kcal 92.2 g 3.8 g 0 g 0.4 g 0 g 0 g 0 g 0 g 0 mg 3.2 g 0 g 0.2 g 2 g 2.2 g 0.4 g

無機質

ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン
1 mg 130 mg 7 mg 13 mg 47 mg 0.8 mg 0.5 mg 0.1 mg 0.23 mg 0 µg 0 µg 0 µg 0 µg

ビタミンA

レチノール α-カロテン β-カロテン β-クリプトキサンチン β-カロテン当量 レチノール活性当量
0 µg 2 µg 3000 µg 17 µg 3100 µg 250 µg

ビタミンE

α-トコフェロール β-トコフェロール γ-トコフェロール δ-トコフェロール
1.6 mg 0 mg 0 mg 0 mg

その他ビタミン

ビタミンD ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
0 µg 210 µg 0.17 mg 0.21 mg 0.8 mg 0.15 mg 0 µg 120 µg 0.39 mg 0 µg 43 mg

その他栄養素など

食塩相当量 硝酸イオン 有機酸 廃棄率
0 g 0 g 0 g 0 %

引用:文部科学省「日本食品標準成分表」

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