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はじめに
季節の変わり目は気温が安定せず、風邪をひいてしまうこともしばしば。歳を取ると免疫力も下がり、ちょっとしたことでも風邪をひきやすくなっています。
回復力も下がってしまっているので、一度風邪をひいてしまうとずるずると引きずって、つらい思いをすることがあります。
風邪をひくと、身体がだるくなって何をするにも億劫になってしまいますよね。熱が出ると頭がぼーっとして、仕事にも身が入らず集中力も落ちてしまいます。しっかり予防して、風邪に負けない強い体を作っていくことが大事です。
体調が悪いと風邪?ではない!
体がだるくて倦怠感があったり、なんとなくしんどいと思ったら風邪だ!と思っていませんか?
実は、そんなことはないんです。風邪というのは、鼻や喉、気管、気管支、肺など、呼吸器が炎症を起こす疾患のことを指します。ですから体がだるいというのは、厳密に言えば風邪ではないのです。
ただ、呼吸器が炎症を起こして体がだるくなったり、頭がぼーっとしたりという症状を併発させます。
風邪を予防するために
「風邪はひき始めが肝心!」とか、「風邪をひく前の予防が大事!」なんていいますが、そもそも風邪をひいてしまう原因を知らないことには予防のしようもありません。
ここでは、風邪の原因となることをまとめてみました。気になっている方は、一度生活を見直してみてください。
他人からのウイルス感染
咳やくしゃみの飛沫は、大体4、5メートルほど飛びます。そして、その飛沫にはウイルスや菌が莫大な数存在しています。
一番多い風邪の原因は、他人からの感染です。駅や電車の中、ショッピングモールなど人の集まる場所へ行く時は、特に注意すべきです。
また、家族が風邪をひいたときは自分も風邪をもらいやすいので気をつけましょう。
のどの粘膜の乾燥
風邪を引き起こすウイルスや菌は、湿度の高いところではすぐに地面に落ちてしまいますが、乾燥しているところではウイルス自身が軽くなり、30分ほどは空気中を漂っていることができます。
空気中が乾燥していると、のどの粘膜も乾燥し、ウイルスを侵入させないようにするための線毛がはがれやすくなります。結果、炎症を起こし易くなります。
この時はウイルスを排除する力が弱まっているので、風邪をひきやすくなっています。
生活サイクルや食習慣の乱れ
生活サイクルや食習慣が乱れると、知らず知らずの間に胃や腸といった消化器官に疲れが溜まっていることがあります。
内蔵に疲れが溜まると、免疫力も下がってしまっているので風邪をひきやすく、他の病気も併発してしまいやすくなります。
ストレス
ストレスを感じると自律神経がうまく働かなくなってしまい、免疫力が下がって風邪をひきやすい状態になります。
ストレスをゼロにすることはできませんが、うまく付き合って、健康的に過ごせるように意識や生活を見直すことが必要です。
風邪を早く治す、予防する方法とは
日頃の生活を少し見直すことによって、風邪予防は絶大に効果があります。
風邪をひいてしまっても、意識して過ごせば早く治すことができますので、身体の不調を感じたり風邪をひきそうだと感じたときは、次のことを試してみてください。
十分な睡眠
睡眠時間が短くなっていると、摂取した栄養分がうまく吸収されず、免疫力低下につながります。
無理が続いていたり疲れを感じた時などは、意識して睡眠をとるようにすると回復も早く、風邪の予防にもなります。
こまめな水分補給
体内に入り、のどや鼻にとどまってしまったウイルスを洗い流すためにも、水分補給は効果的です。また、乾燥しているとウイルスに感染しやすくなってしまうので、こまめに水分補給をすることで風邪予防につながります。
一度に多くの水分を取ると胃や腸に負担がかかってしまうので、あくまでもこまめに行うことが大事です。
部屋や身体の乾燥を防ぐ
部屋が乾燥していると、のども乾燥してしまうので、ウイルスに感染しやすくなります。部屋は加湿器などで、外に出るときはマスクを着用するなどして乾燥を防ぎましょう。
またマスクは呼気により保温効果もあるので、温度変化による体調の崩れも予防できます。
手洗い、うがいは基本中の基本
子供の頃から耳が痛くなるほど聞いていることですが、外から帰ってきたときの手洗いやうがいは、欠かさないようにしましょう。
外に少しいるだけでも、思っている以上にウイルスや菌が付着しています。帰ってきたら手やのどに付着した菌を洗い流し、家の中に菌を残さないようにしましょう。
食生活を見直す
食品から摂取される栄養は、強い体を作ります。忙しいからといって外食を多用したり、コンビニで買ったものばかり食べていると栄養のバランスが取れず、免疫力が低下してしまいます。
体調が悪く、疲れているときほどしっかりと食事を整えていくことで、風邪をひいてしまっても早く回復することができます。
風邪予防に取りたい栄養素
食事を見直す、といってもどのようなものを食べれば良いのか分からないという方のために、風邪の予防にお勧めの食材をご紹介します。
ミカンや柚子、緑黄色野菜など
これらの食材には、ビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは、ウイルスの活動を抑制する働きがあります。
ミカンなどのフルーツは咳や痰を抑える作用があり、漢方にもよく使われています。風邪をひいて食欲がない時でも食べやすいので、お薦めです。
緑黄色野菜は、ビタミンCのほかにも多くの栄養素が含まれています。普段から積極的に摂るようにすると、風邪をひきにくい身体を作ってくれます。
風邪に効く食べ物、ショウガ・ネギ・ニラ
風邪をひいたら絶対コレ!と思うほど、定番の野菜たちですね。
ショウガやネギは、身体を温めてくれたり新陳代謝を高める効果が期待できます。ショウガは咳やたんの緩和を促し、疲労回復にも役立ちます。
ニラもショウガやネギ同様、血行を良くし、身体を温めてくれます。胃腸や内臓の調子を整えてくれるので、食欲がない時に少しでも食べると、改善を促してくれる食材です。
まとめ
風邪予防や、風邪を治すのに効果的な方法をまとめてみました。今年の冬はしっかり対策をして、風邪知らずの健康体で過ごしましょう。