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はじめに
食欲の秋。秋の味覚!涼しくなってくると、旬の食材も豊富でついつい食べ過ぎてしまいますよね。美味しそうな食べ物ばかりで、いつもよりお腹が減るのが早い気がします。
ついつい調子に乗っておなかいっぱい食べていると、「なんだかスッキリしないなぁ」なんて思うことはありませんか?
美味しいものはしっかり食べたいけど、お通じもしっかり!メイクやファッションなど外からだけでなく、内側からも綺麗になりたいですよね。便秘になると、老廃物が体にたまってしまうので肌荒れや不調の原因になってしまいますし、ここだけの話、物理的な痛みもあって本当につらいですよね…。
つらい便秘をスッキリさせるためにどうすれば良いか!便秘解消法のヒントをまとめてみます。
そもそも便秘はなぜ起こるのか?便秘の原因と症状
そもそもどうして便秘になってしまうのか。便秘を改善するには、まず原因を知る必要があります。
一口に「便秘」と言っても、原因や症状は様々なので、それぞれにしっかりと適した対処法で便秘解消を目指すべきかと思います。
「器質性便秘」と「機能性便秘」
便秘とは、大腸の中にある便がうまく排泄されずに溜まってしまう状態です。大きく分類すると、「機能性便秘」と「器質性便秘」に分かれるようです。
どちらにせよ、便秘の状態が続くと腸内に悪玉菌が増加して、がんの原因となる物質や有害な活性酸素が発生し、血液によって全身に流れて身体の不調を引き起こすこともあります。
器質性便秘
器質性便秘は、腸や胃、肛門などのほかの器官が原因となって起こる便秘です。生活習慣などで対処ができず、長く続くと命の危険もあります。
どの器官の疾患によるものかで症状は違いますが、便秘に伴っての血便や嘔吐、腹痛などが発生します。この場合はもう、すぐに病院で診察してもらう必要があります。
機能性便秘
機能性便秘は、食生活や生活習慣が乱れることによって大腸の機能が低下し、起こる便秘です。こちらであれば病気に由来するものではないので、生活を見直せば徐々に改善していくことができます。
機能性便秘の主な原因
食生活や生活習慣の乱れが原因の、機能性便秘。こんな生活習慣、食生活、当てはまっていませんか?機能性便秘を引き起こす主な原因を詳しく見ていきましょう。
タンパク質の摂り過ぎ
便秘を引き起こす一番の原因は、「タンパク質の摂り過ぎ」です。
野菜は残してお肉ばっかりな食生活をしていませんか?タンパク質は消化されて体内に吸収されますが、摂り過ぎて吸収されずに残ったタンパク質は大腸まで送られます。
タンパク質は悪玉菌の餌になるので、大腸にタンパク質が多く残っていると、悪玉菌がどんどん増殖してしまいます。お肉をたくさん食べた次の日は、お通じがどうも…の原因は、これの可能性が高いですね。
実は先日、シュラスコを食べに行ってお肉ばかり食べてきたのですが、見事翌日は、この通りの結末になってしまいました。
無理なダイエット
「痩せて綺麗になりたい」というのはすべての女性に共通する願いですし、体のメンテナンスは男性にとっても、健康を維持するために不可欠なことです。
無理なダイエットをしてしまうと、腸内環境が悪くなり、老廃物が溜まって代謝が落ちてしまい、ダイエットには逆効果です。特に、1つの食材だけを食べるダイエットが流行しがちですが、栄養素が偏ると、身体に悪い影響が出てしまいます。
また、食事回数を減らすことによって自律神経の乱れを引き起こしたり、十分な水分が摂れないと便秘を悪化させることにつながってしまいます。
水分不足による便秘
水分不足になると、便が硬くなり便秘を悪化させてしまいます。
食事などで摂取する水分と消化液などで、毎日9リットルほどの水分が腸へ流れていきますが、その95%は腸で吸収されます。
そのため摂取する水分が少ないと、便の水分が少なくなり、出づらくなっていきます。出づらくなった便は、そこからまた水分が奪われていくのでどんどん出なくなって悪循環となります。
即効性のある便秘解消法のツボ
生活習慣を直せば便秘が治るのは分かりますが、時間も掛かりますし、なかなか難しい気がしますよね。
そこで今すぐできる、即効性のある便秘解消法を調べてみました。この方法と食生活改善の併用で、身体をスッキリさせたいですね。
便秘解消に効くツボ
ツボを押すだけで効果があるの?と不安になる方もいると思いますが、ツボを刺激することで脊髄や脳を通って、身体に効果が表れてきます。
薬を飲めば最初は効くのですが、次第に効果が薄れてきます。結果、量が増えて危険なこともあります。ふとしたときに押せて依存性のないツボ押しはなかなかお勧めです。
便秘解消に効くツボはたくさんありますが、仕事中でも押せるツボをいくつか共有します。
ツボを押すときは、垂直にしっかり親指の腹を使って押します。しっかり刺激が伝わることが重要なので、少し痛いと感じるくらいの強さでゆっくり押し込むのがミソです。
ツボを押すと痛みを感じることもありますが、便秘が和らいでくると痛みも感じなくなっていきます。
支溝(しこう)
「支溝」は便秘解消に効果的で、「便秘の名穴」とも呼ばれる有名なツボです。
手の甲を上に向けた状態で、手首から肘に向けて指3本分の甲側、中央部分にあります。右手、左手両方に存在するツボです。
間使(かんし)
「間使」はトイレの中で指圧すると有効で、即効性があるツボです。
掌を上に向けた状態で、手首のしわから指5本分の掌側、中央部分にあります。このツボも右手、左手両方に存在します。
便秘解消に効く食べ物、飲み物
便秘は消化器系の不調なので、日々の食事から受ける影響は大変大きいです。そのため、食生活を見直せば便秘改善につながる可能性が高いです。
また食事による改善は、薬の副作用が心配な方も安心です。食事は毎日のことですので、一度習慣化できれば続けていくことも簡単です。
乳酸菌、ビフィズス菌
便秘に悩む方なら誰でも知っていることですが、やはり乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は便秘解消に効果が期待できます。
ヨーグルトの中には、乳酸菌を生きたまま腸まで届けるものもあるので、腸内環境を整えるのに効果的です。
一説には腸に到達するまでに菌が死滅する割合が高いとも言われていますが、乳酸菌の死骸は腸内にいる乳酸菌の餌になるため、どちらにしても効果的です。
リンゴやバナナと一緒に食べると、便秘だけでなく下痢の改善にも役立ちます。食後のデザートとして、毎日の食事に取り入れるなど、習慣化するのが簡単でお勧めです。
私も毎日実践している、習慣の1つです。
以下の記事に、ヨーグルトとフルーツ、そして野菜を使った簡単な便秘解消野菜ジュースレシピがあります。ぜひ併せてご覧ください。
食物繊維
便秘解消に役立つ成分として、食物繊維があります。
食物繊維が豊富な野菜といえば、真っ先に思いつくのが「サツマイモ」ではないでしょうか。サツマイモは食物繊維のほかにもビタミンC、ビタミンEも含まれています。
コンニャクやりんご、昆布やひじきなどの海藻類と一緒に食べることで、サツマイモに含まれる成分と合わさり、便秘解消はもちろん、動脈硬化予防も期待できます。
食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがあり、両方摂取することが望ましいです。
マグネシウム
マグネシウムは、必須ミネラルの一つです。骨や歯を丈夫にしたり、動脈硬化や不整脈を予防したりなど、様々な働きをしてくれます。
そんなマグネシウムは食物繊維と同じように、便秘解消にも効果が期待できます。水分の吸収を高めるマグネシウムの働きが便を柔らかくしてくれ、腸の蠕動運動をサポート。便のカサを大きくすることにもつながります。
ビタミンC
お肌の調子を整えてくれるビタミンC。実は便秘解消にも役立ちます。小腸で吸収されなかったビタミンCが腸内で善玉菌の餌となり、増殖した善玉菌の働きで腸内環境を整えます。
ビタミンCといえばレモンのイメージですが、毎日の食事を考えると扱いづらいです。そこでお勧めの食材は、ブロッコリー。ブロッコリーにはカロテンやビタミンC、ビタミンKのほかに葉酸やモリブデンなど、栄養成分がバランスよく含まれています。
便秘解消に期待できそうなサプリメント
便秘解消に有効な食べ物を、分かっていてもなかなか食べられないのが現代人です。「すぐに便秘を解消したい!」と思っている方は、サプリを試してみるのもおすすめです。
こちらは成分的にはなかなか有望で、先述した乳酸菌を含み、善玉菌を増やすためにオリゴ糖を含有。さらにデトックス効果も期待できるミドリムシも含まれているのが特徴です。
ミドリムシはユーグレナとも言われ、NHKで取り上げられたことでも話題になっています。他の便秘解消サプリがいまいちだった方は、こちらを試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
憎き便秘の原因と便秘解消に、効果のある食材と改善法を調べてみました。
私も以前は便秘をたまにしていましたが、できることから少しずつ取り入れてみたら、だいぶ改善しました。食生活や生活習慣の改善は、日々のちょっとした意識で大きく変わります。まずは、今日の献立から。
いつもは手に取らないお野菜でも、ちょっと気分を変えて挑戦してみてください。その挑戦がきっと明日のスッキリに変わっていきますよ!