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はじめに
大人になると、自然といろいろな野菜を食べられるようになるものです。苦いピーマンやゴーヤも、味わいがあっておいしいものだと不思議と感じられるようになりますよね。
しかし、大人になってもどうしても苦手で食べられない野菜がある、野菜は見るだけでもう無理!という方もいると思います。
だからと言って、苦手な野菜が多すぎてあまり野菜を食べないと、健康な体を維持することはできなくなってしまいます。
でも、安心してください。野菜嫌いの人でも、工夫さえすれば野菜を食べられるようになる方法があります。苦手な野菜を克服するための、野菜調理法の工夫をまとめてみました。
野菜が嫌われるのはなぜ?
そもそも、なぜ野菜はこんなにも嫌われてしまうのでしょうか。野菜嫌いを克服するために、「自分が野菜のどんなところが苦手なのか?」について、まずは考えてみましょう。
独特の風味

野菜には独特の風味があるものがあります。代表的なのはピーマンやシュンギク、ゴーヤなどの「苦味」です。特に、ゴーヤの苦みは強烈ですね。
他にも、アスパラガスやトマトの「青臭さ」や、タマネギの「強い香り」、ニンジンの「土臭さ」などもあります。
食感

チンゲンサイやコマツナなどの、葉物野菜のシャリシャリとした食感が苦手な方も多いようです。キャベツやレタスなどを生で食べる時に、繊維質が邪魔をして食べづらいということもあるでしょう。
野菜嫌い克服のための調理方法の工夫
野菜のどんなところが苦手なのかがはっきりしたら、その苦手部分を調理方法の工夫でなくすようにしてみましょう。
味をごまかす

野菜の苦みや臭みなどの味が苦手と言う場合は、自分の好きな味でごまかしてしまいましょう。
カレーにする、マヨネーズやケチャップ、チーズをかける、などという方法が効果的です。カレーやマヨネーズの味は強烈ですから、野菜の苦手な風味を消してくれます。
また、肉野菜炒めなどにして、好きな肉や魚と一緒に食べるという方法もあります。自分が好きな肉や魚の味で野菜の味を消してしまうのです。調味する時には、味を濃いめにすると良いでしょう。
とにかく柔らかくする

野菜の食感が苦手と言う人は、温野菜やゆで野菜などにして、とにかく野菜を柔らかくするのが効果的です。しっかり加熱すれば、野菜の食感はほぼなくなって柔らかく食べやすくなります。

また、野菜はよくゆでたり炒めたりすると味が丸くなって強烈な野菜の風味が消えることが多いので、野菜の味が苦手な人にもおすすめです。
ニンジンやブロッコリー、キャベツなどを良くゆでたり蒸したりして、マヨネーズやチーズなどお好みのものをかけると食べやすくなります。
野菜スープもおすすめです。ポトフにはウィンナー、豚汁には豚肉など、好きなお肉の味も一緒に味わうことで、柔らかく食べやすくなった野菜をたくさん食べることができます。
野菜炒めを作る時にはとにかく良く炒める、カレーなどの煮込み料理を作る時には野菜の煮込み時間を長くすることで、野菜が柔らかくなりクセのある味も消えてとても食べやすくなります。
野菜ジュースにする

野菜ジュースも、野菜嫌い克服に役立つレシピです。ポイントは、「甘く」すること、そして、最初は少ない野菜から始めることです。
最初はニンジンやトマト、ホウレンソウやコマツナなどがおすすめ。ホウレンソウは生でも食べられるタイプのものを選びます。
そして、一緒にオレンジやリンゴ、バナナ、パイナップルなどの甘い果物を一緒に入れたり、オレンジジュースやリンゴジュースなどを使ったりして「甘く」しましょう。牛乳やヨーグルト、はちみつなどもおすすめです。
野菜ジュースにだんだん慣れてきたら、徐々に野菜の量やバリエーションを増やしていくと、食べられる野菜が増えていくでしょう。
できないことができるようになると、世界が広がる
アレルギーなど自分の力ではどうしようもない場合は別ですが、そうでなければ野菜嫌いを克服できるよう、大人でもチャレンジしてみることは価値があると思います。
例えば運転免許を持っている人と持っていない人の場合を見てみても、その行動範囲は雲泥の差です。野菜が食べられると、食べられる料理の幅も格段に広がることになります。まだ体験したことの無い、美味しい世界が広がっていきますよ。