
アブラナ科アブラナ属のカリフラワーは、白い蕾が集まってできた野菜です。ブロッコリーに押され気味ですが、ゆでても壊れないビタミンCが豊富です。
そんなカリフラワーの栄養と健康効果、歴史をまとめました。
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カリフラワーの起源
カリフラワーの原種は、キャベツや白菜などと同じ「ケール」で、地中海沿岸が原産です。ブロッコリーの突然変異により、白くなったと言われています。
ケールはギリシャ人が紀元前600年頃に食用していたとされますが、カリフラワーはしばらく観賞用とされていたようです。16~19世紀に食用としてヨーロッパで普及し、19世紀にアジアやアメリカに伝わりました。
日本には明治時代の初めに伝わりましたがあまり広まらず、戦後になって洋食化が進むと広く食べられるようになりました。
カリフラワーの種類
一般的なカリフラワーは白かクリーム色で、「スノークラウン」や「寒月」などの品種があります。つぼみが濃い黄色からオレンジ色の「オレンジカリフラワー」や、紫色の「紫カリフラワー」もあります。紫カリフラワーの紫色のもとは、アントシアニンです。

「ロマネスコ」というイタリア原産の品種もあります。円錐形のつぼみが規則正しく並ぶ珍しい形で、味はブロッコリーに似ています。

カリフラワーの旬と産地
カリフラワーの旬は冬で、10月から3月にかけて出回ります。産地は徳島県、茨城県、長野県などです。
良いカリフラワーの選び方
良いカリフラワーは、つぼみが堅く締まっており、こんもりとしています。ずっしりと重みがあって、葉がみずみずしく新鮮なものが良いでしょう。

つぼみが開きかけていたり茶色や黒いしみがあったりするものは、鮮度が落ちています。
カリフラワーに含まれる栄養素
カリフラワーには、ビタミンCとカリウムが豊富に含まれています。特に、カリフラワーのビタミンCは熱に強い特色があり、加熱調理してもビタミンCを効率よく吸収できます。
他にも、ビタミンB群や葉酸や鉄分、カリウムなどを含みます。100gあたり27kcalと低カロリーなのも魅力です。
カリフラワーによる健康効果
高血圧の予防・改善とむくみ解消
カリフラワーには、カリウムが多く含まれています。細胞にある余分な水分を排出する効果が期待できますので、むくみの解消や血圧を低下させる効果が期待できます。
むくみ解消についてはヒントを以下にまとめてみましたので、併せてご覧ください。
高血圧予防についてはヒントを以下にまとめてみましたので、併せてご覧ください。
カリウムが含まれる他の野菜については、「カリウムが豊富な野菜ベスト10」で確認しましょう。
老化現象の予防
アブラナ科の食材に含まれる、辛み成分の「イソチオシアネート」は抗酸化作用がありますが、辛みの無いキャベツやブロッコリー、カリフラワーには「グルコシノレート」という形で含まれており、消化されるとイソチオシアネートに変化します。その強い抗酸化作用により、酸化による体の老化を抑えてくれます。がん予防の効果も期待できます。
アンチエイジングに有効とされる野菜は、他に以下があります。
生活習慣病の予防
カリフラワーには「メチルアリルトリスルフィド」という成分が含まれており、血管の中で血栓ができるのを防いでくれる働きがあります。そのため、動脈硬化や血栓の予防に役立つと考えられています。また、フィトステロールというコレステロールが体内に吸収されるのを防ぐ働きもあり、生活習慣病の予防効果が期待できます。
生活習慣病予防に有効とされる野菜は、他に以下があります。
ストレスに強くなる
カリフラワーに豊富に含まれるビタミンCは、体をストレスに強くしてくれると言われています。人間はストレスを受けると体を守るために、副腎からアドレナリンを分泌します。この時、ビタミンCが大量に消費され、ビタミンCが不足します。
カリフラワーはビタミンCが豊富ですし、抗ストレスホルモンの合成を促す「パントテン酸」も含まれるため、ストレスに強い体作りに役立つというわけです。
抗ストレス力アップに有効とされる野菜は、他に以下があります。
貧血予防
カリフラワーに含まれる葉酸や鉄分は、貧血予防に効果が期待できます。
貧血予防に有効とされる野菜は、他に以下があります。
貧血の改善についてはヒントを以下にまとめてみましたので、併せてご覧ください。
カリフラワーのおすすめ調理法
カリフラワーを茹で過ぎるとボソボソした食感になり、煮崩れますから注意しましょう。茹でる時にレモン汁や酢を入れると、綺麗な白色に仕上がります。また、小麦粉を少し入れるとふっくらと茹で上げります。
新鮮ならサラダやマリネがおすすめですし、キンピラや和え物など和食としてもいただけます。